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悪魔を見た日

2018年08月18日

息子が生まれ、NICUに入院し、約3ヶ月、体重も1500グラムになり、退院することが決まった。
こんな未熟児を一般家庭に連れてきて本当に大丈夫なのか不安であったが、嬉しかった。
退院の前日、妻とお祝いで明日から頑張ろうの決意を込めて、また、禁酒願掛け解禁ということで、ステーキ店に行った。
久しぶりの肉🍖そしてビール🍺!一口目は内臓に染み渡った。
3ヶ月の苦労を思い返し、いい気持ちで、酒が進み、繁華街を妻と歩き、夜風を感じながら大通りに面したテナントビルの階段に腰掛け、街を歩く人々を見ながら、みんな、見た目では分からないが、それぞれに悩みがあるんだろうなと思っていたその時、1台のタクシーが目の前に止り、中から1人の初老の男性が降りてきたのだが、その姿を見た私達は、驚愕した。
この男性のまわりの空気感が異常で、タクシーを降りるなり私達を直視し、いきなり中指を立て、不気味な笑いをうかべ、そのまま立ち去った。
いきなりのことで、恐怖を感じたが、妻も同じで、一言でいえばこの世の人間では無い。
悪魔は時として人間の姿で現れるというが、私はそう感じた。
そして中指を立てた時に頭の中に
お前の勝ちだ。
と言われた感じがした。
おそらく、私は試されていたのだろう。
そして勝利し、悪魔は皮肉を言いにきたのだ。
この時のことは、今でも、時々妻と話す不思議体験談となっている。
ちなみに、どんな感じかと言えば、
こんな感じで、目付きは
こんな感じでギラギラ光っていた。
刺激が強い写真ですいません。