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住民会議

2018年07月14日

先日、参加している住民会議に参加した。
10年後の理想のまちづくりを議題に色々な立場の人達が話し合う会議だ。
今回は6回目くらいで、各部会で決まった要望と具体的な施策を全部会が集まり、行政に対し発表する会であった。
今回の会議の内容は発表することが主であり、私にとっては施策の中身について議論することが1番重要であったことから、あまり関心事ではなかったが、会議の中で理想像をキャッチフレーズにする場面があり、色々な意見が出たことに驚いた。
意見として、方言を入れてほしい。
言葉のならべ方を変えてほしい。
「みんなは」を「みんなが」に変えたほうが良い。
括弧を外したほうが良い。
など、ちょっとしたこだわりに結論は出なかった。
言い方は悪いが、言葉のニュアンスなんて大切ではない。施策こそが重要なんだ。
とその時は思ったが、ある言葉を思い出した。
それは、元南アフリカ大統領、ネルソン・マンデラが信念としていた考えで
大切なことは、自分の考えが正しく、それを必ず通すことは重要ではない。
立場や考えが違う人々が議論したうえで
答えを見つけることが重要なのだ
彼はこの信念に基づき、プロセスこそが民主主義の守るべきことなのだと伝えていたという。
なるほど、確かにそのとおりである。
10年後の世界も、みんなが考え、伝え、答えを探すことが尊ばれる世界であってほしい。
意外な場所で民主主義を考える機会がありました。